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スギ花粉症皮下注射治療(ゾレア)につきまして①

  • 執筆者の写真: 医療法人明慈会 すすき耳鼻咽喉科
    医療法人明慈会 すすき耳鼻咽喉科
  • 4 時間前
  • 読了時間: 4分

当院では、重症以上のスギ花粉症治療の一つとして、注射治療(ゾレア)を行っています。

皮下注射です。


スギ花粉症による鼻水・くしゃみ・鼻つまりの症状が、飲み薬および点鼻薬で改善せず、一日中花粉症で悩んでいる方にとっては、ひとつの選択肢となります。とくに、薬で眠気が強く運転や仕事に差し支える方、受験生などにとっては良い治療となります。


ただし、すべてのスギ花粉症の方に可能な治療ではありません。


・血液検査でスギ花粉症確定診断され、特異的抗体がクラス3以上の陽性である方

・血清中総IgE濃度が30~1,500IU/mlの範囲の方(高すぎても、低すぎてもできません。)

→つまり、これらの検査歴がない方は受けていただく必要があります。                (他院で受けたことがある方は検査結果が必要です。結果がない場合、検査から時間が大分経過している方は再度受けて頂く必要があります。また症状、状況によって再検査が必要です。)

→つぎの年以降、当院で治療される場合には、再検査不要です(ただし、再投与まで一年以上間隔が空いた場合で、症状や状態によっては総IgE濃度再検査が必要になる場合もあります。)

12歳以上の方

・体重が20~150㎏の範囲にある方

・従来の治療法で効果がない方(内服+点鼻の両方で治療しても効果がない方)

 当院で初回の方(他院ですでに導入済みの方含む)は、まず従来の治療法(抗ヒスタミン薬、点鼻薬など)で1週間以上当院で治療し、効果判定をさせて頂く必要がございます。その後に、総IgE値を採血で調べます。

最適使用推進ガイドラインでは、

「本製剤の投与前に、既存治療を行ってもコントロール不十分な鼻症状が1週間以上持続することを同一の医療機関で確認すること。その後、血清中総IgE濃度を検査し、当該濃度を基に投与量を設定すること。なお、スギ花粉抗原に対する血清特異的IgE抗体がクラス3以上(FEIA法で3.5UA/mL以上又はCLEIA法で13.5ルミカウント以上)の患者が本剤の投与対象である。」

となっております。

・高額な治療費(内服などより高額です)にご理解いただける方

・検査、治療方法、診察日程(投与日程)、予約、注意事項などご理解頂ける方

・内服加療継続もゾレア注射治療におけるルールになっていますので、ご理解頂ける方


などです。

ノバルティスファーマ株式会社様の関連ページもご参考にしてください。

薬の作用や治療の流れ、投与間隔、だいたいの費用なども記載がございます。

ただし、おおよそであり、診察料、検査料、内服処方料金などが加わります。


ゾレアの費用は投与量や回数により変動し、保険3割負担の場合、1か月あたり約4,000円〜70,000円程度が目安です。多くの患者さんは、薬剤料金だけで約6,500~15,000円程度になります。

投与量と治療期間


注射をご希望され、直接ご来院頂いても、当日すぐには注射治療できません。

またお電話では十分なご説明は難しいので、詳しくは診察の際にご相談ください。

重症以上の方は、今後は6月以降に、舌下免疫療法を検討して頂くのが良いと思います。

 舌下免疫療法が現医療におけるスギ花粉症に対する唯一の根本治療となります。

※ゾレア注射薬は薬剤自体が非常に高価となります。これは注射薬の費用が高く、決してクリニック利益の為に高価になっているわけではありません。注射予約した方はキャンセルなされないようにお願いします。余った薬剤をすぐに他の方に利用できるものではないですし、返品もできません。医療資源の無駄、クリニック負担にもつながります。ご理解ご協力お願いします。


※当院は最適使用推進ガイドラインを遵守して治療しております。そのため、患者様のすべてのご希望には沿えない場合がございますが、ご理解の程よろしくお願い致します。


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